こんばんわ。
よつ葉ロープシステムの「yotsuba-papa」です。
今回は、簡単な倍力システム(プーリーシステム)のお話です。
はじめに
倍力システムとは、重たいものをできるだけ少ない力で動かしたり、上げたりするための、ロープとプーリー(動滑車・定滑車)の組み合わせ方です。
滑車の原理っていいましたっけ・・・
中学校くらいで習ったような気はしますね・・・
実は、私もそんなに詳しくはないのですが、今回は実用的な範囲として、「2~5倍力」と「12倍力」まで組んでいこうかと思います。
主な使用器具の紹介
まずは、今回、倍力システムを構築するにあたり使用した主な器具の紹介です。
ディッセンダー
本来は作業者がロープ上を垂直下降もしくは、ロープ上を昇降するための主たる器具です。今回の倍力システムでは、ロープを一方向には引けるがその反対方向にはロープをロックする(ロープを固定する)という目的で用いています。ディッセンダーは、レバーを引くことで容易にロープのロックを解除することができます。
ロープクランプ・アッセンダー
本来は、作業者の墜落を阻止する安全器具(ロープクランプ)、作業者がロープ上を昇降するために用いる器具(アッセンダー)です。今回は、こちらもロープを一方向には引けるがその反対方向にはロープをロックする(ロープを固定する)という目的で用いています。こちらは、ロックしているロープを容易には解除できない構造になっています。
カラビナ
こちらは、言わずと知れた接続器具ですね。カラビナに関しては、別の記事で詳しく記載したいと思っています。
プーリー
倍力システムを構築する際の要となる器具です。今回は、滑車が一つのシングルプーリーと、滑車が二つのダブルプーリーを使用しました。