「yotsuba-papa」の『ロープでお仕事』ブログ

ロープを使って仕事をする「yotsuba-papa」がもっと安全でわかりやすいロープ作業「可動式ワークポジショニング・ロープシステム」を広めていくことに奮闘しつつ、高所作業による災害発生が『ゼロ』になることを懇願するブログです

ヘルメット

 

PPE代表ヘルメット

 

 

何かしらの作業をする際、何かしらの危険が伴う場合、その装着の義務・必要性があるPPEの代表的存在といえば、「ヘルメット」でしょう。

ちなみに、PPEとは、personal  protective  equipment の略で、作業時に健康上及び、安全上の危険が1つ以上ある場合に作業者を保護するため個人が装備・使用する保護用具のことです。 

フルボディハーネスやロープ、手袋、マスクなど、高所作業や建築現場だけでなく、医療現場においても用いられる用語です。

日本語では、個人保護用具個人用防護具などと呼ばれます。

 

墜落時保護用保護帽 

 

さて、話は戻り、ヘルメット。

f:id:yotsuba-rope-system:20191107213601j:plain

危険を伴う作業時には、その危険の種類に対する保護性能を有するヘルメットを

飛来・落下物用」(必須規格)、「墜落時保護用」、(任意規格)、「電気用」といった、厚生労働省の性能試験をクリアした「国家検定ヘルメット」から正しく選択し、装着しなければいけません。

「国家検定ヘルメット」は、ヘルメット本体(帽体)の内側に下の写真のように「労(年.月)検」というシールが貼られています。

また、シールには、そのヘルメットが有する危険の種類に対する保護性能も記載されています。

f:id:yotsuba-rope-system:20191107213428j:plain

可動式ワークポジショニング・ロープシステム(MW‐RS)やロープ作業などの高所作業のときに装着しなければならないヘルメットは、墜落時保護用保護帽ですね。

 

 

yotsuba-rope-system48.com

 

 

墜落時保護用保護帽の構造上の大きな特徴は、ヘルメットの内部に衝撃吸収ライナーと呼ばれる発泡スチロール製などの、衝撃を吸収するための部品や構造があることです。

f:id:yotsuba-rope-system:20191107213335j:plain
f:id:yotsuba-rope-system:20191107213514j:plain

 上の写真の左側は、発泡スチロール製の衝撃吸収ライナーが装着されたヘルメット。この発泡スチロールは、梱包用ではないので、絶対に取り外してはいけません

 

上の写真の右側は、発泡スチロール製の衝撃吸収ライナーは見当たりませんが、その構造自体が衝撃を吸収する構造になっています。もちろん、厚生労働省の性能試験をクリアした国家検定ヘルメットです。発泡スチロール製の衝撃吸収ライナーではないことで、使用時のヘルメット内の「ムレ」が大幅に解消され(私個人の感想です)、夏場の作業では、私は、こちらのタイプのヘルメットを装着しています。

 

衝撃吸収ライナー及び、その構造の重要性

7~8年ほど前に高所作業についての講習の際、先輩から頂いた資料写真が出てきましたので、紹介します。

「墜落時保護用」の保護性能を有したヘルメットと、そうではないヘルメットとの頭部への衝撃力の比較実験の写真です。

f:id:yotsuba-rope-system:20191128221904p:plain
f:id:yotsuba-rope-system:20191128221829p:plain

先輩に教わった細かい数値は忘れてしまいましたが・・・

確か、体重70㎏の人に模した人形に「墜落時保護用保護帽」と「飛来落下物用保護帽」をそれぞれ被せ、頭部を高さ1mのところから床面に激突(1mの墜落)させ、頭部が受ける衝撃力を測定する実験だったかと思います。

この資料写真でお伝えしたいのは、細かい数値ではなく、墜落や激しい衝撃から頭部を守るべき時に装着するヘルメット絶対に「墜落時保護用保護帽」でなければいけないということです。

f:id:yotsuba-rope-system:20191128221757p:plain

少し見づらいですが、上の写真の左側「墜落時保護用保護帽」を装着した人形の頭部が受けた衝撃力は約550kgf」、右側の墜落時保護用ではなかった方は約1450kgf」の衝撃力を頭部に受けています。

この数値の違いが何を表すのか。

私が、先輩から教わったのは「900~1100kgfのデッドゾーン」でした。

人間の身体は、900~1100kgf以上の衝撃力を受ける壊れてしまうというのです。

つまり、死亡してしまう恐れが極めて高くなるということです。

これを踏まえ、私が考えるこの数値の違いは、

  • 約550kgf」の人は、ケガで済み
  • 1450kgf」の人は、亡くなった

ということではないだろうかと思います。

みなさんは、どのように考えますか?

 

 

 

ヘルメットの寿命

 

ところで、ヘルメットには、故障や損傷がなくても交換しなくてはならない使用期限があるのをご存じですか?

  • 帽体(ヘルメットの一番外側の硬い部分)の材質がABS・PC・PEなどの熱可塑性樹脂製の保護帽は、異常が認められなくても3年以内に廃棄・交換
  • 帽体の材質がFRPなどの熱硬化性樹脂製の保護帽は、異常が認められなくても5年以内に廃棄・交換
  • 着装体(ヘルメット内部のハンモック・ヘッドバンド・還ひも)及び、アゴひもは、異常が認められなくても、1年以内に廃棄・交換ということです。思ったより、頻繁に交換しなければならないですね。

 

ヘルメット選びの候補

 

なので、次回のヘルメットはどんなものにしようか考えてみます。

 私は、ロープで高所の作業なので選択すべきは、もちろん、墜落時保護用保護帽です。

しかし、「ヘルメット=白色」みたいな感じもちょっと飽きてきたのでカラーバリエーションが豊富な種類を第一条件に、やっぱり夏のヘルメット内の暑さ軽減できるものは第二条件に持ってきましょう。

 

では、早速ご紹介。

「それぞれの写真や詳しい製品説明は、下のほうにリンクを設けていますので、そちらからご確認ください。

今回は、カラーバリエーションに富んだ種類の墜落時保護用保護帽(ヘルメット)を多く掲載してみました。」

 

ミドリ安全のSC-19PCLV RA3α・・・カラーバリエーションが豊富で優れた通気性能を有し、見た目より軽く感じるなという印象です。ヘルメット内側の着装体の着脱が簡単で、夏場に頻繁に洗いたいなという方にはもってこいです。

 

ミドリ安全のベンチレーションヘルメット SC-17BV RA KP付・・・カラーバリエーションは10種類だったかと思いますが、ツバなしでコンパクトなヘルメットですが、見た目が大胆で海外製品のような印象を受けるヘルメットです。職場のチームごとにカラー分けをしてもいいかもしれないですね。

 

PETZL社のストラト・・・ちょっと海外製品を紹介です。この製品は、日本国内のヘルメット規格「保護帽の規格(飛来・落下物用、墜落時保護用)」に適合しており、日本国内での高所作業時に装着できる海外製のヘルメットです。ちょっとおしゃれに海外製品で揃えたいなーと思っている方は是非

 

トーヨーセーフティーのヘルメットVenti(ヴェンティ)No.390F-OTスチロールライナー入OT型内装・・・こちらもカラーバリエーションが豊富で個人的にデザインが好きです。通気性能も優れています。

 

谷沢製作所のABS素材ヘルメットST♯1830-JZ(エアライト2)・・・現在、私が使用しているヘルメットです。涼しさを追求しているためか主に白を基調としたカラー展開です。そして、何よりも発泡スチロール製の衝撃吸収ライナーが不要の衝撃吸収構造のため、ヘルメット内の「ムレ」感は、圧倒的に少ないように感じます。また、発泡スチロール製のライナーがない為、ヘルメットを丸洗いして、清潔感を維持しやすいなーというのは、私の個人的感想です。

 

以上、数種類のヘルメットをご紹介しましたが、すべてのヘルメットに共通して言えることは、ヘッドバンドを調節し、アゴひもをしっかりと締めて正しくかぶりましょうということです。

      その状況にあった道具・器具を的確に選択し、正しく使えるのがプロですよね。

      ちなみに一度でも強い衝撃を受けたヘルメットは、すぐに交換しましょう。見た目ではわからないかもしれませんが、次起きるかもしれない万が一の事態から、あなたの頭部を守る能力がなくなっている恐れがあります。

       

      おススメのヘルメット

       

      上記で紹介しました5種類のヘルメットの写真や説明は、こちらの記事(  )で確認できます。

       

       

      yotsuba-rope-system48.com

       

       

                                  よつ葉ロープシステム